7年前に我が家にやって来たのがハチワレのノアである。仕事から帰ったらガレージの中に猫が。闇の中に可愛い2つの目がこちらを見ている。追い出そうと試みたがだめ。昼間庭に出てみるとハチワレの子猫が水を飲んでいる。ガレージに逃げ込んだ猫だ。息子たちが餌を出したら数日でそおっと寄ってきた。
ここから我が家での猫生(にゃんせい)が始まった。
車にはねられたのか左足が血にまみれていた。洗濯ネットに入れ獣医に。現在もまだ足の調子は良くない。獣医の先生は「本人は気にしていませんよ。それが普通と感じています。」と言うが、可哀想だなと思えてしまう。
2匹目は1年半後に、里親としてもらってきたキジトラのラムである。もともとが野良半分家半分の生活だったのか、ノミがいたことには閉口した。毎日梳き櫛でノミ取りと、首の後ろにつける薬で何とか退治した。
家に来た当初は先輩猫のノアと一緒にはできないので、ペットサークルに入れる。でも親が恋しいのかノアが来ると近寄ろうとする。反対にノアは興味があるものの避けてしまう。互いになれるまで時間がかかった。