大智寺を西に向かい、県道59号線(寺尾千本桜街道)を右折、東海環状道路の高架下を過ぎ大きな右カーブをこえすぐT字路を左折国道256号線で右折、岐阜レトロミュージアム方面へ。
店の前まで来てやっと思い出した。昭和レトロのものがいっぱいあるということで話題になり早速やってきたところだ。高校時代に友人と連れ立ってこっそりとパチンコをやっていた。あのころのチューリップが開く手打ちのパチンコ台が目的だった。今やお客の姿はない。維持するのが大変だろうなと思いながら通り過ぎた。
左手に椎倉山弘誓寺の名前が書かれた石塔がある。山に入る道があり思い切って登った。小さな工場がありそれより奥は車で行けないと判断、Uターンし入り口の空き地に駐車。観音堂はすぐだろうと思い、山道をとぼとぼと登り始める。登るなと言わんばかりに小さな虫が邪魔をする。観音堂につくと、前に駐車用のスペースがあった。余計に疲れが増した。例のごとくこれも修行だと自分に言い聞かせた。
美濃33観音 弘誓寺
20番札所 椎倉山 弘誓寺(ぐせいじ)は聖徳太子作といわれる秘仏聖観音菩薩を本尊とした臨済宗妙心寺派のお寺だ。
観音堂に「般若心経」が貼ってあり、唱えながらお参りをする。義母の月命日に毎回和尚さんの声に合わせ声を出している。でもどういうわけか読めない。自分はふりがなしか読んでいなかった事実に気付く。読めない漢字が多い。なさけない。
寺務所は石段下だ。長い長い石段を休みながら寺務所に行く。
寺務所には、住職がおられ世間話をする。昭和28年生まれとのこと、一つしか違わない。でも若々しい。長い長い写真の石段をしょっちゅう上り下りして修行しているからだと勝手に納得する。