8月に入った。何が変わったのか気になった。多分今日は新月に近いと思う。日が沈むのが確実に早くなった。あわせて夕日がきれいになった。コウモリが飛ぶのが気になる。蚊が大きくなった。などなど、気にするとけっこう気づくことがある。
我が家は新盆だ。今年も迎え火や送り火をした。明るい中で火を炊くのは面白味がない。暗くなってからの火がきれいだ。新暦で七夕をやるのも風情がない。せめて一年に一回しか会えないなら、晴れた空のもとで会わせてあげたい。旧暦って理にかなっている気がする。
一番星見〜つけた。とか影ふみって夏の終わり頃にだった気がする。
季節感を感じなくなるジジイにはなりたくない。古典文学で習ったあの人も、いやなことがあっても辛いことがあっても、いとをかしと、笑って過ごしたんだろう。見習いたい。
こんなことを書きながらイトヲカシというフレーズが徒然草なんだと思っていたら枕草子だった。勝手な思い込みだ。古典って嫌いだった。でもこの年になるとけっこう面白いのかもと思い始めた。