setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

54. パチンコと自分

 パチンコを覚えたのは、高校時代だ。バイト代の半分がパチンコ玉に変わっていた。スマートボール等もあったが、断然パチンコの方が面白い。大人の真似をして左手で玉を持ち連続で入れる。右親指でバネをハジク。チューリップが開くと、2.3発同時にハジク。すると2発入るとまた開く。
 当時のパチンコ屋は、演歌をバックに、タバコの煙がモクモクと、さらに頭の上をパチンコ玉がガラガラと流れている。とにかくうるさかった。この頃はまだ勝つこともあった。お菓子に替えたり、時には換金した。ちあきなおみの四つのお願いが楽しい思い出に重なる。大学の頃は、欧陽菲菲の雨の御堂筋だ。パチンコにフォークソングは似合わない。どうしても演歌だ。そういえば森進一はいつ頃だったんだろう。
 777のフィーバーが出てから、ほとんど勝てなくなる。
 今池のコロナ会館で初めての777が連続で出た。玉がどんどん出る。大箱を積み重ねる。ほんの30分で数万円の儲け。これが地獄への超特急になるとは。軍艦マーチが流れると、もう気持ちが焦って、ドンドン玉が吸い込まれていく。
 この時勝った数万円は、ぼったくりバーで全部取られた。青春の良き思い出でもあるパチンコ、賭け事には弱い性格を教えてくれた、そんなパチンコに乾杯~!