setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

58. 子供時代の遊び

 55年ぶりの同窓会。懐かしい顔は当時の遊びに結び付く。普通メンコと呼ばれる遊びは、豊橋では、いや自分の周りかもしれないが、パンキーと呼んでいた。上手な子は、相手のカードを取り上げる。自分は常に取り上げられる側だ。強い奴は、次から次へと無情に取り上げる。
 たくさん集められたカードは油紙なる水を弾く紙に包まれて縁の下に入れられる。何百枚と貯められたパンキーが今も残っていれば、マニアにはたまらないだろう。持主は、数十万円にはなるだろう。

 駄菓子屋で、5円で5枚買えた。表には、当時流行っていたマンガや映画、テレビに出てくる場面が描かれていた。時代劇の主人公が多かった。暴れん坊将軍は、一緒に遊んだ。彼は当時から負けない、勝ちっぱなしだった。一つ学年が下の彼は、その時からもう勝ち組だった。

 暴れん坊将軍って同じ町内の子だと聞いたのは、自分が就職してから数年後。母親が出した名前は、近所のワンパク少年だった。

 漫画では赤胴鈴之助伊賀の影丸、テレビで隠密剣士が誰しも知っている名前だった。チャンバラごっこも流行った。自分は切られ役なのに、彼はいつも正義のヒーローなのである。彼は子供の頃から輝いていた。
 最近地元に帰ってきた。今、会っても君、誰だったけとしか返ってこないかも。でもいい、自慢できる幼馴染がいただけで嬉しい。また、全国区に返り咲いて欲しい。