setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

66. 夏祭り

 「むーぎわらぼうしはどこいいったー」の言葉が出てくる。地域の祭りが行われ、今、花火が上がっている。ドーンドーンと響く。花火がかろうじて我が家の二階から見えた。雨が降っている中、何とか開催できたのだ。
 昔から、時期に分かれて大まかに三つの祭が日本では行われてきた。春と秋は農業に関係する。夏はといえば、伝染病や食中毒などを押さえ込むための人々の願いの祭だ。『疫病退散!疫病退散!』なのだ。


 人は、自然に未だに勝てない。三遠南信道路が何十年立っても開通できない。なぜ?巨大断層の中に道路を通すことができなかったからだ。リニア新幹線って本当に通せるだろうか。
 今、五十年以上経った原発を使おうとしている。五十年以上経った家に進んで住もうとは思わない。この頃できた建物や橋など様々な物が壊れ始めている。当時のニュータウンは、ゴーストタウン化している。
 人間の力って大して大きくない。福島第一原発に神社を建て、『放射能退散!放射能退散!』を国民全員で、唱えるほうが先のような気がする。

 夏祭りはただの楽しい場所ではない。騒ぎながら、疫病退散!疫病退散!』を祈っていることを忘れてはならない気がしてしまう。