setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

68. 瀬戸の自然

 豊橋は、今住んでいる地域と比べると冬は温かい。夏はというと暑すぎない。3〜4度の違いがある。名古屋の暑さはこたえる。

 こちらに来て、真冬だったのか、銭湯の帰りに、メガネの上あたりで音がする。カチカチ。なんだと思い触った。洗った髪の毛が凍っているのだ。
 学生時代長野県の川合村に行って、部屋の中のタオルが凍っていたのを覚えている。でもここは、愛知県だ。豊橋から遠くない。髪の毛が銭湯から出て50mも歩かないうちに凍ったのだ。
 
 40年も前の話だ。当時より夏場の気温が高くなっている。冬の雪も減ってきている。瀬戸の最高気温は多治見の最高気温と変わらない。

 40年前の瀬戸川は汚かった。粘土や珪砂を運ぶダンプが多く、工場では粘土や珪砂を水で流す。すべて瀬戸川に流れてくる。自分が来た頃はだいぶ良くなっていたが、自分は豊川(とよがわ)を知っているので、瀬戸川を川とは思っていなかった。
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瀬戸川では毎日出会えます
< そんな川が魅力のある川になったのはこの10年だ。川沿いに歩くと、必ずカワセミに出会える。4・5羽の個体が上(かみ)から下(しも)に、下から上に向けて飛翔している。羽を休める場所も決まっている。カモの種類も多くいる。一番感動したのはエナガを見つけたときだ。小さくてとてもかわいい鳥だ。集団で移動する。でも被写体になる場所には出てこない。枝の間でさえずっているだけだった。撮った写真はすべてだめ。
 変わった動物といえば、ヌートリアだ。大型のネズミ科の動物だが、悠々と川岸を泳いでいる。他にもイタチ・たぬきなどもいるようだ。

 瀬戸の品野地区、上品野に行くとヒグラシが鳴いていたことを思い出した。10年以上前のことだ。「カナカナカナ」と鳴くあのセミだ。まだセミ本体は見たことがない。

 お盆が過ぎると自然が入れ替わっていくはず。海にはクラゲが発生して入るなと言われていた。そしてハゼが大きくなる。釣りには最高の季節になる。いよいよナシが出始めた。旬のものを楽しもう。ただ値上がりがないように祈る。