setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

70. 子供の頃の遊び その2

 西部劇がアメリカドラマとしてテレビで流れた。月光仮面まぼろし探偵などが銃を持ってパンパンとカッコよく敵を倒す。
 巻いてあるテープ式の火薬が、引き金を引くと、撃鉄が動き火薬が爆ぜ、パンと鳴る。しかも自動装填だ。調子に乗っているとたちまち撃ち尽くしてしまう。また買わないといけない。お金を持ってない自分には、本体すら買えなかった。
 その代わり、パチンコや紙鉄砲?を作った。紙鉄砲で戦争ごっこをした。当たればけっこう痛い。竹を削って板にして、長い板と短い板を十字になるようにして固定。長い板の先に短い釘をうち、輪ゴムをつける。説明が難しいが年寄りには分かってもらえると思う。切った厚紙を半分に折り、輪ゴムに装填し、発射。空きビンや缶が的をだった。
 パチンコとは、ゴム管で作って小石を飛ばす道具だ。威力が強いので空き缶などは穴が開く。 

 ちゃんばらも流行ったが、やはり飛び道具の方がカッコいい。隠密剣士に出てくる忍者の投げる手裏剣を、垣根にはえていたイヌマキの葉を4枚つかって作った。刀より強いのだ。伊賀忍者のように投げる。手首をひねると風を切って飛ぶ。運動神経が鈍い自分はあまり飛ばない。忍者集団の一番下の部下にしかなれなかった。風呂敷を三角に折り顔を通して頭の後ろで結ぶと覆面ができる。牧冬吉の霧の遁兵衛(きりのとんべえ)になりきれる。

 金がなければ、作ればいい。作り方は、先輩たちに教えてもらう。昔は、地域のお兄ちゃんたちに伝授されていたことが多かった。でも、自分の時代になると、塾に行く子が増えてきた。高学年になると年下の子と遊ぶ機会はなくなった。