全長3.845m、全幅1.485m、全高1.38mこの自動車が地下展示場入り口にある。
現在の軽自動車の規格は全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下。
名前は初代トヨタカローラだ。この車は、今の軽自動車よりたった40㌢だけ長くて幅は5㍉だけ広い。日産サニーが1000ccで市場に出ると100ccの余裕ということで売り出したら、売れまくってしまった車だ。約50万円で買えたのだ。団塊の世代が少し無理しながらも購入し満足できる車になった。
初代トヨペットクラウンはというと、全長が、4.3m位だ。エンジンは1500cc、48馬力だった。今の軽自動車のターボは64馬力。クラウンは100万円を超えていた。上流階級の車だ。コロナが中流階級の車。カローラは庶民の車という位置づけになる。
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トヨペットクラウンと日産セドリック、ライバル同士の車だ。テレビで出てくるパトカーはセドリックが多かった。今ではクラウンばかり。セドリックは知らぬ間に消えてしまっていた。
当然室内の広さは今の軽には太刀打ちできない。妻のワゴンRでも自転車が積める。初代クラウンには何と冷蔵庫がついていたと、義父が言っていたことを思い出す。でもすぐ壊れてしまったと言うことも付け加えていた。
初代クラウンの発売は1955年から、自分とほぼ同い年。年寄りと若者を比較することが無茶だ。
年寄りよ、是非北名古屋の昭和日常博物館に行って、タイムスリップを体験してほしい。年寄りだけでなく、若者たちにも見てほしい。高度経済成長の元になった多くのものに出会える。
どうも自分の発想が偏ってしまう。写真も多く撮ってきたのでしばらく、昭和日常博物館がテーマになりそうだ。