setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

⑫昭和の車(初代トヨペットクラウン)

 1955年に発売が始まったトヨペットクラウンが2階の最初に展示されていた。ガイドのお嬢さんが、若い男性の二人連れに説明をしていた。びっくりしている若者を見ていて、へえっとつい言葉が出そうになった。説明を受けている若者の様子が面白くつい観察をしてしまったのだ。窓の開け閉めが手動であることを知らなかった。さらに三角窓の存在にも興味を持っていた。昭和の車をまったく違うものと感じているようだ。

 観音開きのこのクラウン。センターピラーに方向指示器(ウィンカー)が付いている。跳ね上げ式で運転席のボタンで操作する。また初年度のモデルのグリル中央には王冠マークがなく、七宝焼が輝いている。これは全く知らなかった。いつまでも輝きを失わないためだったようだ。次年度からは、おなじみの王冠マークになる。

 ガイドをされていたお嬢さんに、三角窓の良さを講釈してしまった。三角窓のおかげで風をいっぱい入れて気持ちが良かったこと。後席にもこの窓があった。全部開けると爽快だったこと。つい喋ってしまった。若い人にすぐ喋りたがるのは自分の習性だ。許してくれ。

 当時のテレビ番組やマンガでは、クラウンやセドリックのパトカーや活躍していた。セドリックも格好良かった。しかしパトカーはいつの間にかクラウン一択になってしまった。セドリックとうい車の名前すら知らない人が多い。寂しい気がするのは自分だけだろうか。