setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

㉒家造り(最近の住宅情報)その2

 新しいことを学ぶのは面白い。サーラ住宅の若き営業マン古市さんに聞いてきた。その2つめだ。

 水道水を貯めておける施設だ。断水時、必要な水を36㍑安全に貯水するシステムだ。もう我が家は建て替えているので設置はできないため、いい加減にしか聞いていなかった。でも資料をもらったのでもう一度見てみた。面白い設備だ。36㍑とは家族4人が、飲み食いするための3日分の生活に必要な量である。

 サーラ住宅は日東マテリアルと組んで、電気だけでなく災害時の水の確保にも着手している。基礎にタンクを設置し安全な水を供給できるようなシステムを作っている。

 

 平成6年に高温と日照りのために日本中で渇水が起こった。瀬戸市でも8月17日から31日まで断水や時間を決めて給水するなど大変な状態が起きた。蛇が洞や馬が城浄水場は給水の能力を失った。木曽川の牧尾ダムも水量を日に日に減らしていった。

 水道が使える時間になると、飲料水はヤカンや鍋に、生活用水は浴槽に貯めた。子供が小さかったので大変だったが、みんな我慢した。それでも我が家はいい方で、高台にある家は上水道のポンプでは水道水が流れない。給水車に頼ることになる。同じことが菱野団地の高層住宅でも起きる。エレベーターのないビルでの水運びは年寄りには無理だ。2週間もの間、水不足で大変だったことを思い出す。

 日本では水は当たり前のようにある。当たり前にあるものがまた無くなるかもしれない。

  防災無料イラストから拝借しました。