23日に尾張旭市のスカイワードあさひの展望台に上った。近くにこんな素敵な場所があるなんて知ってはいたが、近くにあると逆に後回しになる。目的がないと、行ったという記憶が残るだけ。
ついでに行ったのが歴史民俗資料館、ここの3階にある。瀬戸出身の陶芸家星合信令(ほしあいしんれい)の交通安全観音の企画展をやっていた。彼は戦後、尾張旭市に住み活動していた。
昭和の30年代、交通戦争で多くの人が命を落としていた。自分も、小学校時代、道路で走ってくる車の直前直後を渡ることを遊びのようにしていた。
その時代、彼は60才くらいだろう。交通安全の願いを込めて交通安全観音を制作し始めた。昭和40年頃からは街道沿い彼の造った観音様が置かれるようになった。そして愛知県ばかりでなく日本全国に観音像を寄進し、『108躰建立』を実現した。
瀬戸に住みながら、彼の存在すら知らなかった。