setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言247 渥美のアサリ 訂正あり(3月1日)

 大好きなものの一つにアサリがある。

 渥美のアサリ潮の匂いがして大変美味い。親戚からもらったことがありこの味に惚れ込んでしまった。渥美半島蒲郡に行った折、どこかに売ってないかと探す。たまに蒲郡の海鮮市場に売っている時がある。値段は他と比べるとかなり高い。佐久島産も同じように高い。

 昔は、伊良湖の海岸で自由にアサリを採ることができた時期があった。自分も子供を連れて潮干狩りに行った記憶があるが、知らぬ間に禁止になっていた。地元に住んでいる人もアサリ業者から分けてくれなくなった。数が減ってしまったのだ。

 昨年、どうしたのか渥美産のアサリが店頭に並び始めた。値段はやや高めだが小ぶりだ。渥美のアサリが復活したと喜んで購入したが、今、思うとそんなに潮の匂いはしなかった。

 渥美の知り合いに渥美のアサリについて聞くことができた。3年ほど前に伊良湖の沿岸が浚渫され潮の流れが変わり、どうも天然物が採れなくなったという。きっと伊勢湾の入り口が、大型船が通れるように海底を深くしたのだ。そのため流れが変わり稚貝を入れても流されてしまう。今は場所を変えて稚貝を入れて養殖がされているようだ。場所が変わり潮の匂いもなくなった。

 かつての渥美のアサリはどうも全滅に近い。美味しいアサリを食べようと思ったら、佐久島産しかないかもしれない。知らなかった、残念だ。

訂正

 今日(3月1日)中日新聞の記事を見て驚いた。渥美のアサリだ。渥美漁協では新しい方法でアサリを養殖し出荷しているようだ。沖合で海中に稚貝を垂らして育てるという。これなら潮の流れを利用して美味しいアサリができそうだ。かつてのおいしい渥美のアサリがまた食べられそうだ。渥美漁協のホームページに説明や注文ができるようになっている。がんばれ渥美漁協!

www.atsumigyokyo.jp