歩く会で久しぶりにある先輩と再会した。聞きたいことがいくつかあったが、その1つ。彼が若い頃三十代前半、乗っていた車の名前が思い出せないのだ。彼は、車の窓にスモークを貼り、カッコ良いクルマに仕立てていた。紺色の三菱車。シグマやラムダは憶えているが、何故か車名が出てこない。
彼に聞くチャンスが今日、突然できた。マスクをしているのでわからなかったので一緒に歩いているのにお互いの存在に気づかなかったのだ。何と中馬街道を歩く会で一緒に歩いていた。元気に頑張っているのでうれしかった。
車のことを尋ねたところ車名までは覚えていなかったが、『ダッシュ』、『200馬力』、『インタークーラーターボ』という言葉が。排気ガス規制がしかれる以前だ。当時、尖っていた車たちだ。
やがて280馬力まで各メーカーが自主規制、そして排ガス規制が国から指示される。それまではターボのニッサン、ミツビシに対しトヨタはツインカムで対抗する。その頃のミツビシは色々な車種を出し続けていた。いわゆる増殖していた。その中の一車種だった。
コルトギャランの5代目。エンジンがシリウスダッシュと呼ばれていたことが分かった。ギャランΣ(シグマ)4ドアハードトップ。ドアの下部には『SIRIUS DASH 3×2』の文字が書かれている。
米国で主に販売されていたスタリオンと同じエンジンだ。友人も品野の人だ。この写真のスタリオンも品野にあった。今ではレストアが終わり走り回っているんだろう。
自分たちの年代の若い時代、車に楽しみを感じていた人は少なくなかった。