setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言202 自然薯

 1月3日、夕飯で自然薯をすってご飯にかけて食べた。毎年1月2日が定例だが、今年は都合で一日延びた。

 年末に買い込んだ自然薯だが、最後の1本だったこともあり、細い、そして軽い。味は悪くなかったが、なにか物足りない。自然薯といえば、山に生え、曲がり、泥がついていて、洗うのもするのも堪らないとういイメージが強い芋だ。豊川のひまわり農協で買おうか迷ったが、時期が早すぎてやめた。また、近所のおじさんがよく掘ってくる(なんとか掘り出してくる)芋を別けてもらっていた。最近は年で行けないようだ。

 よくもらっていた自然薯はとんでもなく曲がりくねっていて泥だらけ。洗ってひげ根をガス火で焼き、軽く皮をむきする。下ろし金でする。そしてすり鉢とすりこ木ですってすってすりまくる。これが大変なのだ。つきたての餅のような塊ができ、卵を入れさらにダシの効いた汁を入れてまたする。その時間30分以上。けっこう大変だった。

 初めから細く真っ直ぐな今年の自然薯。時間もかからず出来上がる。楽だ。パイプの中でいじめられずに育てられた自然薯だ。天然物とは大きく違う。でも現代の世知がらい世の中にはピッタリあっているのであろう。ストレスが少ない。