setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

ハチの逆襲

 先週、町内の集会所にオオスズメバチが乱入してきた。窓ガラスに挟み込み逃げ道を塞いだ。年配者が帰ってからなので良かったが、子ども達が集まり始めた時間だ。子ども達にこんな大きなハチが来たらどうする?と聞くと手で払う、棒で叩くなどと答えたが、絶対近づかないこと、近くに来たらすぐ離れることを教えた。

 殺虫剤を噴射して退治した。子ども達がいるので死んだことを確認しないと危ない。どんな生き物でも死んでいくのをみているのは複雑な気持ちになる。

 ハチで思い出すことがある。数年前、我家の庭の木に異常にアシナガバチがやってくることがあった。危ないので次から次へと、殺虫剤で退治した。10数匹も殺したんだろうか。ところが悲劇はその後だ。明くる日庭の木の葉が減っている。さらに次の日も。数日もしないうちに木は丸裸になる。犯人はアオムシなのだ。10センチ大のアオムシが葉っぱを食べ尽くしてしまったのだ。地面には5㍉程度の大きな糞が一面に落ちていた。丸裸になった木と大きな糞を前に、分かったことは、アシナガバチは青虫を捕っていたのだ。そんなことを知らずに危ないと勝手に解釈して退治していた。バチが当たったのだ。

 先日、豊橋臨済寺の和尚さんに、因果応報の話を聞いた。祟りなど無い。原因があって結果があると言われた。自分がハチを殺したがためにアオムシが増え成長して木の葉っぱを食べてしまった。原因はすべて自分にあったのだ。

 今回、オオスズメバチを殺してしまった。今回は何もなければいいのだが。