物理が苦手かつ面倒くさがり屋な自分には、コンピュータの言語なんか理解できるわけがない。英語も嫌いだった。
パソコンと呼ばれるようになると、MZ-2000なるものが出て、その後パソコンテレビX-1が出る。その後、X-1ターボになる。当時は結婚して間もなく、しかも義父母の家に住み込んだ身だ。大ピラに金は使えない。頃合いを見てX-1ターボを購入。5インチのフロッピーディスクはテープとは比べ物にならないほど速いのに感動した。フロッピーは、大須へ行ってまとめ買いだ。
しかし、周辺機器が高かった。今、プリンターと言ったら、5000円で買えてしまう。この頃は、何と20万円以上もした。文字を点で打つ。縦4横4の点で漢字を作る16ドット?とか24ドットのドットプリンターで、それでもすごいと感じていた。そしてうるさかった。モニターの画面も粗かったから、こういうものだと納得していた。
このプリンターの出現で紙媒体に印字できるようになった。やっと仕事にも活用できる可能性が出てきた。
DOSの時代になると、海賊版のソフトを手に入れた。ワープロソフトとして出てきた一太郎、出会いは海賊版だ。おおらかな時代だった。知り合いが手に入れたものをコピーし、また友人に。互いに回していた。コピーするためのソフトも色々と揃えた。
やがて、マイクロソフトによる海賊の討伐が始まり、気の小さい自分もコピーに頼らず、一太郎の正規版を購入した。一太郎ver.3だった。
写真はシャープの製品ヒストリーから拝借しました。