西本町は瀬戸設楽線と国道(155・248)との交差する地点。名古屋、挙母(豊田)、藤岡、品野・信州飯田に向かう道に繋がる。
西本町の交差点には瀬戸設楽線(県道33号線)の起点になる石の印がある。瀬戸で有名な増田餅さんの店のすぐ前だ。たぶん邪魔くさい石だとしか思われていないのだろう。自分も教えてもらうまでは知らなかった。よく見ると『瀬』の文字がかろうじてわかる。写真は瀬戸蔵方面、今は国道155号線だが、昔は柳町の通りで賑わった場所だ。
瀬戸設楽線を東に向かう。右手は陶栄町と名前が付いている。一歩入ると狭い路地ばかり。和菓子屋の宝屋さんを右手に、左はバカ道路だ。さらにバカ道路を越えるとすぐ押しボタン式の信号がある。左に曲がると戎橋そして末広商店街方面に行ける。信号を斜め右に入って行くのが古い道だろう。てりかけやホルモンの肉で有名な鳥静の大きな看板があるが、店は西本町の交差点の増田餅の北側にある。写真にある煙突は昔からあり、何なのか近くの人に聞いても分からない。
昔は橋角屋といううどん屋だったが、今は名前を変えてみづのになっていた。残念ながら閉店していた。この通りには寝具屋や米屋・八百屋、酒屋など多くの店もあった。さらに栄座という劇場まであり戦前は多くの人が行き来していたはずだ。しかし残念ながら今はさびれてしまっている。