瀬戸アピタの店と駐車場の間の東西の道を歩く。現西本町の交差点から南に向かう道が、瀬戸大府東海線と呼ばれる道になる。自分が瀬戸に来たころは、瀬戸文化センターに抜けるこの道はなかった。文化センターができたのでこの道ができたのだ。この道ができた結果、菱野団地方面から瀬戸駅との間の便が良くなった。40年前はどちらかと言うと暗くさみしい雰囲気だった気がする。
左下から右上に斜めに走るのがメインストリートだろう。今は広い交差点になっていて明るい。1本の広い新しい道に2本の古い道が交差する6差路になっている。
この交差点近くには、面白い建物がある。まず明治時代に創業した鈴亮だ。建物は当時の雰囲気を残している。今は、息子さんが事業を拡大して会社名も『スズリョーベルックス』として頑張っている。昔の店舗は先代が守っていた。店内には、先日我が家で見つけた手ぬぐいと同じ米の時価相場の手ぬぐいが飾られていた。左側が我が家のタンスから出てきた米価年代暦、右側が鈴亮さんの暦。鈴亮さんのが平成12年まで書かれているのでやや新しいのか。鈴亮さんの創業が明治の何年だったのか聞いたが覚えていないのが情けない。
ちょうど3年前に残念ながら廃業された日本鉱泉さん。昭和3年創業のレトロな銭湯としてネット上でも記事が多く見られた銭湯がこの交差点の東側にある。煙突はもうなくなっていた。南新谷のメインストリートはこの日本鉱泉の前の道を北東に進んでいく。
