setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

57. 戦後の日本について考える

 自分は愛知県で旧民主党が強くなりつつある時代に若い頃すごした。もっと前は国有鉄道の組合が第二組合なるものに乗り代わっていく。暴力団ストライキ潰しに入り込んで行った。あの頃って長く続く岸内閣そして池田内閣に代わっていく時代。

 朝鮮戦争が始まる前の何年かは共産主義と資本主義が対立して、38度線を境に紛争が起きていた。連合国にとって悪魔の数年間だったんだろう。アメリカを中心とした連合国は共産勢力に対抗してどんどんと軍隊を半島に送り込む。沖縄がまた戦争の基地となっていた。(この後のベトナム戦争でも沖縄の基地はなくてはならない存在だ)

 その頃日本国内や韓国の国内の共産勢力を潰すためにアメリカの指導で勝共連合ができたと聞いている。岸さんがこの時代どんな暗躍をしていたのか、想像できる。
 60年安保闘争の中で、労働者や学生が立ち上がった。日本中でデモが行われた。
 政府に対する反対勢力はみな敵と考え、当時の組合に対抗するための第二組合が結成され、国鉄労働組合はなくなっていく。大手の会社や公務員の組合は御用組合化されていく。

 勝共連合が政治家と日本国内の左派や元気な労働組合をつぶすのに活躍したことは間違いないと思う。また大学の中にサークルとして存在を大きくしていった。
 いつの間にか物を言う国民から、物をまったく言わない国民になっていった。

 アメリカのお墨付きだったはずだ。
 ちょうど、ミスタースマートや007などスパイ物が流行った時代だ。