setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

㉔怖い話でも

 白黒テレビで流れた四谷怪談が怖かったことをこのブログに書いた。小さなブラウン管テレビだからよけいに考えてしまったんだろう。今日は、実際にあったと思われる話を書いてみたい。

 義父母は昭和初期の生まれだ。義父が子供の頃は第二次世界大戦前だ。銭湯に行くので洗い桶と手ぬぐい(タオル)を持って出かけた。銭湯から出てすぐ近くの電信柱(木でできた電柱)に人の頭大の青白い光があった。びっくりして桶を放り逃げた。
 逃げ出した途端、その光が長い尾を引きながら迫ってきた。後の事は覚えてないとのこと。

 義母の子供の頃は夕方になると外の縁台で夕涼みがどの家でも行われていた。家の前には小高い山があり、町を見下ろすようにお墓がある。時々、ぽっと火が見える。すると近所の人の間で誰かが亡くなったんだねと話す。まだ土葬が行われていた時だ。

 義父が見たのは人魂、義母が見たのが火の玉であろう。まだ科学で解明できていないことも多い。だから、面白い。でも自分は怖がりやなので、実際出会ったら、漏らしてしまうのではなかろうか。

 夕方になってもなかなか涼しい風の吹かない日が増えた。夕立の言葉の代わりにゲリラ豪雨という言葉が定着した。夕涼みという言葉が死語になってしまったことが残念だ。でも自分は毎日ネコを連れて夕涼みをしている。