setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

㉝貸本屋

 小学校時代、一番の楽しみは漫画と駄菓子だった。とくに漫画は、近くに小林さんという駄菓子屋があり、今のコミック本みたいな一冊にまとまった漫画を借りた。確か5円だったと思う。ロボット三等兵や白土三平の忍者物があった。珍しいものとしては、鉄人28号の番号違いで17号とか18号とかがあったように思う。ネットで調べてはいるが出てこない。

 月刊誌もたくさんあった。少年とか少年画報とかがあり、10大付録とか、正月号になると20大付録などけっこう派手だった。
 月刊誌はアカヤ(漢字は?)さんに行って借りた。本誌が10円で、付録として小さめな装丁の本があり5円だった。この付録は本誌の漫画のつづきが載っている。お手伝いをして小遣いを貯め、何とかこの付録を借りる。本誌の内容は友だちに聞き、そのつづきを楽しみに読む。大人は漫画なんかと言ってバカにしたが、子どもにとっては夢の世界だった。漫画は、みるのではなく読むのである。最後につづくとあり、また、そのつづきの先に何があるかまた妄想の世界に突入する。
 鉄腕アトムが好きか、鉄人28号が好きか、友だちの間で言い争いもあった。自分は当時鉄人派だった。

 今でも古本屋に行くと漫画コーナーは必ず見る。再販物しかないが昔の漫画があると買ってしまう。
 今のアニメと大きく違うのは、漫画の持つスケール感が大きい。夢をみんなが持てた。そして、キャラクターがみんな個性を持ち、それぞれ勝手に暴れていた気がする。今のアニメは、絵はキレイだがあまりにもいい子ばかりのキャラクターになっている。