setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言389 海風・陸風

 子供時代は豊橋にいた。夏は暑く冬は寒かった。当たり前だ日本には四季があるからだ。でも言葉は悪いが、瀬戸に来て夏はクソ暑く冬はクソ寒かった。今は暑いと言う字から熱いという字に変わった。

 三重テレビで中日阪神戦を見ていると、アナウンサーが甲子園の浜風という言葉が聞こえた。子供の頃は夕方、外に出ていると昼間、南から吹く風が暗くなるに連れて山側から吹く風に変わり、風が涼しく感じられるようになった覚えがある。

 昼間は海風と呼んだが、夕方からの風は陸風と呼んだか山風と呼んだか覚えがない。エアコンどころかクーラーもない。扇風機も一家に1台、テレビは床の間、洗濯機はローラーを回して絞る時代だ。寝るときは窓を少しだけ開けて、蚊取り線香を炊いて寝る。風が室内に入ってくることを願って寝る。

 それでも充分生活できた。熱帯夜は時々起きて扇風機を回す。しかしつけっぱなしで寝ると死んでしまうと言われタイマーを30分にあわせる。

 7月17日、群馬県山梨県や地元近くの多治見・豊田市などでは40℃にどんどん近づいている。年寄りだけでなく、若者も無理はしないで欲しい。豊田市が39.1℃で日本一になった。

 『ワレワレハウチュウジンダ』ではないのだ。体温より高い気温の中では生活できない。