昨年末に行った北名古屋市の歴史民俗資料館『昭和日常博物館』でえっ?と思わされるものを見つけた。
この資料館にはホーローの看板が多く掲示されている。丸石やノーリツ号・ゼブラの自転車等は何となく覚えている。たくさんある看板の中に三菱重工業の自転車の文字が。三菱重工といえばロケットや戦闘機などを造っている会社だ。終戦までは零戦等の名機を製造していた。終戦でが解体された財閥系の会社だ。確か名古屋の東区に大きな工場があった。その三菱重工が戦後、自転車をつくっていたことに驚かされた。
サンキュー号は、前回載せた、原動機付自転車『SUN LIGHT』をつくっていた三輝工業だ。戦後名前も知らない多くの会社が自転車をつくっていた。
車社会になる前は、自転車で移動することが多かった。高校時代バイトで貯めた金で、とんでもなく高価なブリジストンの『ロードマン』を買って、得意になって乗り回していた。自転車はいろいろな思い出を作ってくれた。