『天下人家康と美濃の諸将』と題した企画展が岐阜県博物館で開かれていて、まもなく終わる。19日までだ。なかなか行くことができなかった。やっと重い腰を上げて出かけた。
岐阜県博物館は、百年公園内に関市につくられた博物館だ。調べると設計が日建設計とある。この設計会社の建物には、行くことが多く関心があった。でも今回、日建の設計した博物館に行って否定的になってしまったのが実情。日建は面白くこった設計をする。バブルが弾ける前に設計に入ったんだろう。お金はかかっているだろうが、こり過ぎてしまった。博物館としては複雑になりすぎている。また内容も多すぎる。何もかも入れ過ぎだ。
こんどの企画展も無理がある。大人気のキムタクの信長の延長を狙ったんだろうか、または、大河ドラマの『どうする家康』を結びつけたかったのか、魅力が少し足りない気がする。
企画展の会場にたどり着くまでに、常設展を見る。剥製もあれば化石もある。特に剥製は、生き物としての生命力が全く無くなってしまっている。剥製の宿命だが死んだものだ。ひと昔前なら、へえ〜と感心したんだろう。生き生きとした鳥たちをカメラで狙ってきた自分にとって剥製はあまりににも寂しく感じてしまった。