2016年4月14日に起きた熊本地震、被害が大きかったのが16日の揺れだった。熊本城が崩れたのが印象的だった。
去年、三河地震の断層を見に、震源地である蒲郡に車を走らせた。蒲郡・西尾・安城などでの被害が大きかった地震だ。戦争末期の1945年1月13日に起きたがために報道されなかった。戦後も殆ど知られなかった。M6.8、死者が千人をこす。しかもその一月前の1944年12月7日にM7.9の東南海地震が、1946年12月22日にM8.0の南海地震が連続して発生している。戦中戦後のドタバタの中で記録も記憶もあまりない巨大な地震たちだった。
熊本地震・能登の地震、そしてそろそろ南海トラフ?もう少し地震について勉強をしないといけない。根尾谷断層観察館がある。一度行ってみないといけないと思いつつ先延ばしだった。熊本地震の話題で急遽動いた。
今日の根尾谷は山々に雲がかかっていた。鶯がすぐ近くまでおりてきてさえずり、田んぼは代かきが終わり田植えが間近か。地震とは無縁の姿をしていたが、130年前の明治24年(1891年)10月28日に、地面が上下に6mも動いていた。瀬戸にあった焼窯はすべて壊れた。名古屋の多くの地域は激震と液状化での被害。見学して理解したこと、今後少しでもまとめていきたい。