setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言462 昭和20年1月13日三河地震

 三河地震の痕跡を見に豊橋からの帰りに西尾市に寄る。断層跡も残っているが、今日は妙喜寺へ。ここには、地面のひび割れが残されている。

 とんでもないことだが、この地震は当時ほとんど報道されなかった。この地域では2400名の死者、1000人もの行方不明者。

 妙喜寺の住職さんがそのひび割れを見せてくれた。地面が割れている。ここの地割れは、お寺さんが単独で保存している。行政に要請しても支援はないとこぼしてみえた。西尾の深溝(ふこうず)地域に行くと断層が確認できるようだ。深溝断層だ。

 住職さんは昭和18年生まれ。自分は27年生まれだ。瀬戸でも同じだが、過去の災害を記憶している人と、行政を今推し進めている年代は自分たちよりも二回り以上若い。彼らにとっては過去の出来事でしかないのだろう。自分は戦後生まれだ、戦争なんて何も知らないのと同じだ。自分は知らないから知っている人に聞きながら調べている。

 伝えないといけないことは、年寄りがでしゃばらないといけないことも多いんだろう。