setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

過去への旅③白マスク事件のその後

 昭和32年の新聞記事を読んでいると、気になる事が度々出てくる。5月20日に2件、 21日に3件目が起きている。

 この恐い事件を瀬戸の人は、意外に楽しんでいる。4件目は、深川小学校下で起きている。5件目が8月15日の太子町(赤津)の事件とまで分かったがどちらも残念ながら記事は見つからなかった。8月16日の午後9時過ぎに起きた6件目の事件は、尾張旭市との境、根ノ鼻だ。根ノ鼻とあるが記事によると横山町とある、きっと今の水の駅周辺ではないだろうか。刃物様なもので胸を刺したとある、どうも今までとは違い手口が荒くなっている。

 『町の探偵よ活躍せよ!』という題字。「おかしな奴と話題になっていた愛嬌(あいきょう)強盗が、昨夜遂に傷人事件にまで進み、警察の捜査陣は・・・。」別の記事には「遂にア号(警察犬)出動」「などとあり、さすが怪人二〇面相や小林少年、明智探偵などが話題になった時代だ。

 また、陶都の勘定日とされる31日又は15日、紋日の一・十六に当たり又は接近していて、日没から終車の時間範囲・・・」などの言葉から、瀬戸は月2回給料がもらえ、この日は宮前は客で一杯になった事がわかる。

 この白マスク強盗事件は昭和32年5月に始まり、あくる33年の9月4日まで、合計8回発生したという。残り2件はいつなのか。犯人は捕まったのか。図書館通いはまだまだ続けなければならない。