setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

二宮金次郎像

 山田五郎さんのサイト『オトナの教養講座』二宮金次郎像の話があった。日本で最古のセメント製の金次郎像が豊橋の小学校にあるというのに驚かされた。

 1910年に岡崎雪聲という人が東京でブロンズ製の金次郎像を制作したのが最初だという。その像を明治天皇が気に入って買い上げていた。1928年(昭和3年)に昭和天皇の即位のまつり(御大典)が行われた。その頃の祝いの記念にいろいろな地域で金を出し合ったり、有志が金を出して小学校に寄贈するようになったという。

 豊橋で始まったのか分からないが、最古の金次郎像が残っていて、1927年製だという。1928年のお祝いに合わせ名古屋で行われた博覧会に出品された岡崎の石工が作った金次郎像が有名になり、各地で花崗岩製の金次郎像が寄贈されるようになる。最初に作った岡崎雪聲とは関係のない、愛知県の三河の岡崎の石工だ。小学校にある金次郎像の火つけになったのが岡崎の石工たちの作った金次郎像だという。その後銅製の金次郎像の注文が増えるが戦時下で金属供出となり壊滅する。昭和20年1月のM7.9の直下型の三河地震で石でできた金次郎像の足が体を支えきれなかった。足が折れてしまった。足の折れた石の金次郎像はまだ残っているという。

 年をとっても知らないことばかり。豊橋のこと、三河地震のこと調べてきたのに、二宮金次郎とすごく大きな関係があった。知らなかった。山田五郎さんのサイトで知ることができた。ありがとう。