setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

②丁度よい

 先日美濃加茂の伊深にある美濃33観音の26番の清水寺で紹介した丁度よいの詩は、石川県の大谷派常讃寺の住職の奥様 藤場美津路さんが、30年程前に書かれたものだった。後悔ばかりしてきた自分の生き方を考えさせられた。

 

   お前はお前で丁度よい
   顔も体も名前も姓も
   お前にそれは丁度よい
   貧も富も親も子も
   息子の嫁もその孫も
   それはお前に丁度よい
   幸も不幸もよろこびも
   悲しみさえも丁度よい
   歩いたお前の人生は
   悪くもなければ良くもない
   お前にとって丁度よい
   地獄へ行こうと極楽へ行こうと
   行ったところが丁度よい
   うぬぼれる要もなく卑下する要もない
   上もなければ下もない
   死ぬ月日さえも丁度よい
   仏様と二人連の人生
   丁度よくないはずがない
   丁度よいのだと聞こえた時
   憶念の信が生まれます
   南無阿弥陀仏

 

 
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 清水寺の文章は若干違いましたごが、地域の方か訪れた方が納経のかわりに納められものと思われる。清水寺に足を運ばれて、書かれた方の気持ちを想像しながら声を出して読んでほしい。

 自分を含め目先の利益のみにとらわれて行動してしまう。もう一度見つめ直したい。