この数年煽り運転のことが取り沙汰される事が増えた。また老害という言葉も出てきた。なぜだか考えた。
今から考えると、アクアに乗っていた頃、自分が原因だと思うことも多々あったように思う。
登り坂が続くと知らぬ間にスピードが落ちている。そのことに気づかずにいると、速い車が後ろに着く。慌ててアクセルを踏む。いわゆる抜かれたくない病が出てしまう。登り坂や高速では、バッテリーの小さいハイブリッドはひ弱な車になるのだ。力のない車はジャマな存在になってしまうのだ。
負けん気があつてもショセン勝負にならない。もう老害以外の何ものでもない。
PHEVに乗り換えて、運転に余裕ができた気がする。ケチな自分はできる限り下道をのんびり走ろうと思っている。高速では120㌔で走らず、電費を気にしながらスピードを抑える。
この年でもっと成長したと思えるのは、後ろに着かれたら、さっさと譲ることができるようになったことである。バイクのライダーたちは左手でありがとうのサインを出す。たったこれだけで、互いが気持ちいいのである。
老害とだけは言われないように心掛けたい。