setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言245 中京競馬場 懐かしきパノラマカー③その1

 前回、開場していなかったので入れなかった中京競馬場。土日は地元開催日でなくても開いている。駐車場は今日は500円だ。入場料もなし。地元開催になると駐車場も1000円に跳ね上がるようだ。そして入場料もいる。

 競馬場には東第1駐車場に止めて東門から入場。風が非常に強くもう暴風の域だ。懐かしきパノラマカーを見る。数年前まではパノラマカーがカフェにもなっていたのだが、コロナ禍、閉店中。中に入れない。 目的はパノラマカーの撮影だ。やっと対面できた。昭和36年に誕生した7000系、その後38年に7500系が出ているが自分には見分けがつかない。1両目と最後尾は座席になっていて全面パノラマビューなのだ。ゴメン後ろは見えない。運転席は2階にあって、はしごを登って席につく。デジタルのスピードメーターも取り付けられているので、流れる景色を見ながらときどきメーターを見る。時速110kmになると気持ちもワクワクした。競馬場に来れば懐かしのミュージックホーンが聞けるかと思ったが、だめだった。

 建物内に入ると、他の競馬場で行われているレースを馬券も手にして大型ビジョンで観戦している。

 ここに集まっている人は50人前後だろう。競馬の新聞を多くの人が持っているのは昔と変わりはない。昔は馬券を買うためにすごい列ができた。しかも場外には耳に赤鉛筆を挟んだ予想屋を多くの群衆が取り巻いている。いくらか渡すと紙に書かれた情報を手渡してくれる。よく当てる予想屋は当然人気が出る。取り巻く人数でわかる。観客席では大声で応援する声が聞こえた。当てた人たちは歓声だ。だが外れた馬券は投げられ紙吹雪になる。名鉄電車も特別列車を出したり、普段は普通電車しか止まらないが駅に特急が臨時停車した。競馬場は超満員だった。

 今日の中京競馬場は静かだった。時代は変わっていた。