先月末、町内会の仕事が終わった。組長という小さな仕事だった。数年前に町内三役を経験した。
我が町内では三役は組で順番に回してきた。近年、我が町内でも三役がたてられず組を併合して役員を無理やり作らざるをえないことが増えた。動ける人がいなくなったからだ。
一つはお年寄りが増えたこと。昔町内会を支えてきた人たちが、80歳前後になり動けなり、町内会費は払うが活動する自信がないため辞退されたり、施設に入られて活動できなくなったりされた方だ。二つ目には、共働きで時間的に活動できない。若い方が大半だ。三つ目は町内会に入りたくないのだ。人とあまり関わりたくない方だ。
昔は自主的な活動が多かったが、今は市の下請け機関化している部分も少なくない。社会福祉協議会会員や赤十字の会員募集や集金まで町内でやる。民生委員、女性会などなど。そして回覧物もどっさりと渡される。
共働きで子育て世代の方たちはいっぱいいっぱいの状態でさらにボランティア活動しようとしても動けないのが現状だと思う。それなのに昭和生まれは『俺たちはやってきたからやるのは当たり前だ』と言ってしまう。
どこかで、変わらないと。今のままの自治会活動はいつか破綻する気がする。