setokouchanの日記

とうとう72歳、今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記&記録として毎日記事を書いています。

企画展『戦時下の一宮』番外編

 先日町内で先輩方と話していて、結婚でお菓子をまくのに、瀬戸ではお嫁さんの実家の前で行った話が出て、一宮に長女が嫁いだという先輩は、嫁ぎ先の家の前で菓子投げをしたと言う。一宮の菓子投げは、三十数年前のことだ。どちらも名古屋の西区の菓子問屋で購入したという。

 一宮市博物館の今回の企画展『戦時下の一宮』展が13日から開催されていた。早速見学した。大変分かりやすくまとめられていた。出口に向かうと一人の老婦人と話す機会ができた。こうした展示会には積極的に参加しているとのこと。今は小牧に住んでいるが、一宮高等女学校を卒業したという。結婚時に、一宮や小牧では実家だけでなくどちらの家の前でもお菓子投げが行われていたと言われる。すぐ横で話を聞いていた学芸員さんが「私も子供の頃、拾いに行ったことがあります」と。自分より二回り以上年下にしか見えない女性だ。ということは、瀬戸よりも後、平成の時代に入ってもやっていた習慣かもしれない。

 瀬戸も一宮も、焼き物・繊維産業という違いはあるが、バブルまでは作れば作るほどもうかった。経済は一気に下降した。似たような都市だったが、一宮の方が体力があったのか。瀬戸はまだ元気がない。