setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言358 瀬戸で起きた過去の大災害②

  大正14年の大水害は、瀬戸川の木製の橋をことごとく流し、下流域にあった水田や畑を水が襲った。

 昭和32年伊勢湾台風の2年前)には、局所的に集中豪雨が襲った。被害は上品野とその南東に位置する泉町。上品野は水野川の上流で洪水をおこし8名の死者を出した。泉町は山が大規模に崩れ40名近い人が生き埋めになり、自衛隊まで出動して23名の人が救出された。しかし22名もの命が失われた。その中には3人の小学校の児童が含まれていた。

 上品野の水野川の氾濫で川筋が一気に変わってしまった。その時の被害者のために、川岸には「南無阿弥陀仏」の文字が彫られた高さ30㎝ほどの石が置かれていた。

 忘れてはいけない瀬戸の災害だ。