中学校の朝礼前、教室に入ってくるなり『オッ、プリーズ、オ〜プリ〜ズ・・・』と叫びながら歌い出した級友がいた。自分は、それまではせいぜい舟木一夫とか橋幸夫・石原裕次郎の歌謡曲と呼ばれる世界しか知らなかった。彼の『オップリーズ、オ・プリ〜ズ・・・』でグループサウンズと呼ばれるジャンルを知った。
音楽映画のポスター展示会でかっこいいジュリーに出会えた。
現在の彼からは考えられる人は少ないだろう。彼にも若い頃があったんだ。ザ・タイガースというグループのボーカルで当時の若者には大人気だったのだ。ブルー・コメッツやスパイダースなども有名で競って曲を覚えた。ラジオで覚えることが多かった。レコードは買えなかったし、買ってもプレーヤがなかった。フォノシートとかソノシートなどのレコード盤の種類を思い出した。
残念ながらジュリーのこの映画『炎の肖像』は全く記憶にないが、ポスターのジュリーの裸を見てドキッとした。
このポスター展にジュリーより3歳年上のこの方が微笑んでいた。名前を書かなくてもわかるだろう。今でも大女優だ。