setokouchanの日記

とうとう72歳、今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記&記録として毎日記事を書いています。

歴史散歩㉚知らなかった今村の水源 その6東海銀行グランド 

 北東側の山から今の鴨ケ池のすぐ上にA氏を先頭に下りてきた年寄り軍団は、東山町2丁目の住宅地内の公園に入る。航空写真で分かるようにこの地はかつてグランドや野球場があった。

 自分が覚えているのは、東海銀行のグランドだ。東海銀行と言う名前は大手銀行だったが合併して知らぬ間に三菱UFJ銀行と名前を変えていた。当然グランド名も変わっていた。野球場を併設していたとは知らなかった。A氏は、戦前ここに東山球場と呼ばれた球場があり、当時有名なチームが試合に来たと言う。

 このグランドで自分が記憶していることは、21世紀に変わる頃近くの道を大南敬美・博美の双子のアスリートが走っていたのを目撃した事。運転中だったのでじっくり見れなかったが、自分にとってうれしい記憶になった。足が長く10頭身そして美人。それ以降マラソンや長距離に参加するときはテレビで応援していた。しかし東海銀行グランドはUFJになり、すぐに取り壊された。二人はトヨタ車体陸上部のチームに入って活躍した。

 このグランドの西端を北から南にむけて川が流れている。A氏は、勘右衛門川と呼ばれるこの川が今村の水源の山手池・赤池・鴨ケ池などから流れ、田畑を潤していたと言う。大南さんは勘右衛門川沿いに走っていたのだ。

 勘右衛門川は上の写真の北側から效範小学校の西で瀬戸川に入っている。途中で多くの水路に分かれ今村の農地に水を運んだんだろう。A氏は小さいころから鴨ケ池や赤池で遊んでいたんだろう。