9月1日は関東大震災が発生した日ということで、防災の日とされている。関東大震災はM7.9、震度7のゆれによって東京が破壊され燃えた。愛知県でも大地震はあった。濃尾地震と三河地震だ。
濃尾地震は明治24年(1891年)10月28日に揖斐川の支流根尾川の上流区域を震源とした地震。直下型地震としては最大級と言われる。根尾谷断層は6mもずれていた。学生時代授業で見に行った覚えがある。当時はへ〜と思っただけで頭の中には何も残っていなかった。マグニチュードがなんと8.0ととんでもなく大きかった。山の奥で発生したのに、7000人以上の死者を出した。
遠く離れた瀬戸でも被害が出て、死者はいなかったがほとんどの窯が壊れ、ため池の堤防が決壊している。その時ことを記した石碑が自分の住む效範校区に残されている。
三河地震は、昭和20年1月13日に三河湾を震源に起きた地震だ。2300人以上の死者、行方不明者1000人以上出た。当時は戦時中ということで調査も殆ど行われず、発表もされなかった。記録も少ない。M6.8だ。
記録が少ない三河地震だが、近年調査が行われ、動いた断層が見つかったり、地割れの跡が西尾市の妙喜寺に保存されたりしている。近々行ってみたい。また石碑も三河の各地に残されているようだ。三河地震の前後に3つの大きな地震もあったようだ。
東海地震が騒がれるようになって、もう40年も経つが、今のところ気配はないのだろう。昔から怖いのは地震カミナリ火事おやじと言われる。おやじは大人しくなった。必ず近いうちにあると言われた地震。9月1日になると気になる。