昭和の子どものケンカの常套句は『ばか、かば、チンドン屋、オマエの母さんでデベソ』だった。自分が子ども時代は豊橋だ。
ところが瀬戸の子がケンカをすると『タワケ、オオタワケ、クソタワケ、ドタワケ』になる。クソとドはどちらが強いのかは分からないが、タワケは『タワケッ!』とキツイ言い方をする。東三河は尾張には勝てないわけだ。『タワケ~』と来ると『ごめんなさい』と、すぐに反射的に誤ってしまう。
瀬戸では、タワケの可愛い言い方もある、『たんちん』だ。優しいお母さんはおをつけて『おタンちんだねぇ』となる。これは主に幼児が対象となる言葉だと思う。