setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言309 東雲商店街 千代の湯 肉屋 市電車庫

 もうなくなっていた千代の湯。前回豊橋の散策をしたときには、わからなかったはずだ。銭湯自体残っていない。残っていたのは東雲通りからの狭い通路だ。子供の頃自分は、南の裏口から入っていた。

 千代の湯は表側の通路のみを残して無くなっていた。東雲商店街は昔のにぎわいがなくなっていた。瀬戸もそうだが、昭和の商店街はどこも閑古鳥が鳴いている。商店街が衰退しつつある中で、懐かしいお肉屋さんはまだ営業されていた。小学校の中学年の頃カレーライスが食べられるようになった。冷蔵庫が普及していない時代お肉はその日に買ってくる。自分がそのお使いをすることが多かった。50円を持って芳屋さんに行く。グラム90円の豚こまを50gだけ買ってくる。お釣りの5円がお駄賃になる。カレーライスが食べられてお小遣いまで手に入る、二重にラッキなーお店だった。そのお店が頑張って営業されている。

 信じられないだろうが、市電がこの東雲通を走っていた。といっても市電の車庫があり東田坂上電停の西側から分岐してきていたのだ。市電の車庫は北臨済寺、今のスギ薬局のあたりにあった。自分の家から近かったので、夜、兄や姉は中学生の頃アルバイトで電車の清掃に行っていた。

 右の写真は、東雲通を西側から撮影。ここに線路があり、スギ薬局のマークで右折すると車庫になる。市電がこんなところを走っていたことを覚えている人も少なくなっただろう。市電の運賃も子どもは確か10円しなかったと思う。駄菓子屋では飴玉が1個50銭という時代だ。だけど2個で1円ということで実際には50銭貨幣はもうなかった。