12月1日に、效範公民館で行われた、第2回目の『せと歴史探訪』の講座に参加した。多くの方が関心を持って参加されている。平日の昼ということもあり、ほとんどが年配の方だ。女性も多く参加されている。
ある方が、品野城まで登った時に大怪我をされ、案内板もないし今の場所を確認できない。救助を求めても伝えようがなかったのだ。スマホで救急車を頼んでも位置を表すものがない。最終的に転がり降りて救援を呼んだようだ。3年ほど前のことで、今よりも立て看板もなければほとんど整備もされていない。自分は品野城まで上ったことはないが、入口から急斜面を登らないといけないということは知っている。後ろの方の席の方なので声しか分からないが自分より上なんだろう。
岐阜県の城は殆どがわかりやすいようにルートが整備されているとのこと。瀬戸は整備が遅れていると指摘された。その通りだと思う。
席で隣り合わせたご婦人と大変な目にあったんだねと話しながら、瀬戸は予算がないから仕方がないと言ってしまった。彼女も同意しながら、瀬戸の道はなかなかよくならない。瀬戸川沿いに住んでいるが愛地球博でもっと良くなると思っていたが全く進まないとのこと。予算がないから仕方がないともう一度言葉にしてしまった。
うんっ?仕方がないという表現はもう敗北になっているのだろうと考えてしまった。瀬戸を語るときに『予算がないから仕方がない』という言葉が普通に使われていることが果たしていいんだろうか疑問を持ってしまった。
その後、末広商店街が変わってきたよ、新しい取り組みを始めて若いお客さんも集まるようになった。素晴らしい活躍をしている藤井八冠の話題となった。やはり明るい話題がよい。
これからも瀬戸に住む楽しみができたと喜んでいた。未来は暗いと考えるより、何とかしようと考える方が楽しい。