setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言574 PHEV 歴史民俗資料館へ 特別展『みよしと戦争』①

 みよしの歴史民俗資料館の秋季特別展『みよしと戦争』は、12月24日が最終日。やっとその最終日に見に行った。

 みよしは、東三河からの帰りにPHEVの充電のためみよしの三菱に寄ることが殆どで、市内の施設でゆっくりと過ごすことはなかった。今回戦争関連の企画展が開かれると知りやってきた。残念ながら資料館は古く展示物もあまり多くはない。しかしその分中身は濃かったというのが感想だ。

 目的の一つに軍服・国民服を実際に見たかったことだ。自分の生まれ育った豊橋は戦前は軍都とまで呼ばれた軍事的に大きな存在だった。自分が物心ついた頃我が家によく来る老人(当時の自分から見るとそう思えていた)がいた。カーキ色のじみな服装。戦時中の服だとはわかっていたが、今日確認できたのは国民服というものだ。陸軍の軍服だと考えていたがどうも国民に指定された服?だったんだろう。『欲しがりません勝つまでは』の時代、女性はパーマは許されずモンペを履かされた。

 

   各家庭から鉄製品がなくなり(供出)、代用品で我慢した。瀬戸ではお寺の鐘まで武器に変わった。仕方無しに焼き物で鐘をつくったお寺もある。さらに硬貨まで焼物でつくったが、使われる前に終戦になった。我が家にも陶製の硬貨(陶貨)がどこかに残っているはずだが。

 この特別展では、徴兵に関わる文書や西南の役・日清・日露・日中・太平洋戦争へと泥沼に落ち込んでいく様子がみよしとの関わりから、わかりやすく展示されている。そして、三好(昔は漢字)の村人たちがどのように戦争に参加させられていったかがわかる。国防婦人会や三好村銃後奉公会、在郷軍人会など子供から年寄りまで戦争になんらか協力させられていたのだ。

 

 国債???

特別展『みよしと戦争』②へ つづく