瀬戸の義母の口癖。『そんなことは、歳にならんとわからん』がある。歳を取って少しわかること。あれ、それ、あそこ、あの人などの言葉が出てきる。さらに身近な人には『おい、あれ』で「はい、これ」で会話が成り立つのだ。
ニュースでパワハラやクレーマーいう言葉が増えている。意識的に相手を潰す行為は許せないが、自分の思っていること、考えていることを理解してくれなくてカーッとなってしまう人も多い。本人は一生懸命に説明しているが、世代の違いや環境の違いなどで理解してもらえない。
歳を取ることの中に、会話が減ったために相手に気持ちを伝える事ができなくなる。それがためにさらに喋らない。やっと口に出すと大声で怒鳴ってしまうのだ。
その傾向は若い世代にも広がっていないだろうか。スマホとの会話は得意だが、目を合わせての会話が減っている。
今の時代には、声を出す練習が必要だと勝手に思っている。言葉を出さないと、理解力が衰えていくし言葉を失っていく。