setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言122(忘れられない食べ物その2)

 瀬戸に住み始め、食事情は大きく変わる。

 学生時代は金が無いのに飲んだが部屋飲みが殆どだ。就職すると外で飲む機会ばかりだ。高度経済成長に入った頃だから、(車も持っていないこともあり)ある程度金がある。贅沢はできないが、焼肉屋にはよく行った。焼肉と言ってもホルモンだ。

 瀬戸に来て、初めてホルモンなるものを食べた。噛んでも噛んでも噛み切れない。ゴムみたいなものだ。先輩からは少し噛んだら飲み込めと言われた。見た目は不気味なものだった、ビールを飲んだ勢いで飲み込んだ。よく焼いてから食べようと思っていると、片っ端から食べられてしまう。

 初めの頃は苦手だったが、やがて味を覚えて食べたくても、どうしてもワンテンポ遅れる。猛者はほとんど焼けてなくても食べていってしまう。

 後に分かるのだが、センマイ通称ゾウキンなるものもあり、牛の三番目の胃にあたる。どう見ても食べ物には見えない。それも生で食する。さらにレバーまで生だ。

 残念ながら、今では生センや生レバーは禁止になったのか見られなくなった。