setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

豊橋市 歴史民俗資料収蔵室② 早咲きの花

 旧多米小学校の木造校舎が、豊橋の歴史民俗の資料が展示されている。

 ふるさと豊橋のことをもっと知ろうと、卒業した旭小学校の通学路を歩いたり、市電の写真を撮ったりして楽しんでいる。また戦前豊橋は軍都として重要な都市だったことも知らずにいた。そんな事も知らないのかとバカにされても仕方がない。昔の豊橋のいろいろな資料がある美術博物館は何と改装中のため来年半ばまで休館中だった。まず、この収蔵室に。 

 木造校舎だ。水拭きされている館長さん、廊下は昔のままとのこと。昔は子どもたちが雑巾がけで廊下を走っていた。飽きると濡れた雑巾を天井に投げて遊んだとのこと。確かに天井はたくさんのシミが付いている。廊下のガラス戸も昔のまま。ガラスは簡単に割れそうだ。昭和の家はみんなこんな薄いガラスだった。台風のたびに戸板を打ち付けた。

 自分が子供の頃はこんな教室だった。1クラス50人もの子どもが勉強やおしゃべりをしていたのだ。机の天板には、彫刻刀や鉛筆、コンパスの針などで名前掘った覚えがある。館長さんは天板が緩んで外れないようにチェックをしていた。

 早咲きの花は、2006年末に公開された映画だ。原作は宗田理さんの小説だ。宗田さんはこの愛知県幡豆郡一色町(現在は西尾市になっている)の出身で子供時代を豊橋で暮らした。『ぼくらの七日間戦争』が代表作としたぼくらシリーズを多く書いた。東三河を舞台にした作品も多い。浅丘ルリ子が演じる主人公の少女時代の舞台にここ旧多米小学校の木造校舎が使われている。音楽は喜多郎シンセサイザーだ。喜多郎豊橋出身。自分と同学年だ。小中学校は違うが、自分の友人から同じ高校に通っていたと聞いた覚えがある。

 この映画は、第2次世界大戦で豊川海軍工廠が爆撃され3000人もの死者が出た実話をもとに作られた映画だ。正直、この映画があることを自分は知らなかった。

 勉強すべきことが増えた。