setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

豊橋市 民俗資料収蔵室③ 学用品

 懐かしき昭和の生活関連の博物館として、今まで北名古屋の昭和日常博物館、岐阜県山県市の昭和レトロミュージアム美濃加茂の昭和村、自動車関連ではトヨタ博物館などに行った。今回は、豊橋市旧多米小学校の木造校舎歴史民俗資料収蔵室に行った。

 収蔵室には、養蚕・製糸・生活・漁業・農林業、そして戦争などのテーマごとに様々な資料が教室内に展示されている。

 昭和20・30年代の学校生活にあった道具だ。先生がこのオルガンで伴奏し童謡をみんなで歌ったのだ。自分は音痴だったので大きな声では歌わなかったと思う。またサカホーンというハーモニカの簡易版の楽器は苦手だった。リコーダーで荒城の月が吹けるようになってやっと音楽が面白くなった。サカホーンは自分たちはカホンと呼んでいたのではないだろうか。間違えて覚えていた。

 ナイフが何本もあった。当時鉛筆は自分で削っていた。鉛筆の多くは六角形で角(かど)に刃を当て削っていた。短くなるとキャップをつけて大事に使った。短くなりすぎると、削って芯だけにしてコンパスの芯に使う。ナイフは筆箱の中に入れて学校に持って行った。今では考えられないだろう。

 帰りにアンケートを書いてと館長さんに言われ、玄関で記入した。鉛筆が何本もあった。その中に一本だけ小豆色した鉛筆を見つけた。ユニ鉛筆だ。中学生になると少しは勉強するようになる。その時分発売された芯の折れにくいと評判になった高級な鉛筆だ。懐かしい。

 調べると1958年に発売が開始されたとある。当時5円から10円の鉛筆が、ユニ鉛筆は50円もしたが大ヒットした。自分も買った覚えがある。