先日、日めくりを見て妻が大騒ぎした。日めくりは最近使われなく知らない人もいるようだが、けっこう便利なのだ。毎日一枚づつ切り取っていく。旧暦が書いてある。その旧暦を見て玄関に飾る物を換える。今回はお雛様を片付ける日を決めるためだ。
「この日めくり、間違っている。」と騒ぎ始めたのだ。3月21日の春分の日が旧暦の2月30日になる。ところが明くる日の22日からまた再び旧暦の2月が始まっている。2023年はなんと旧暦の2月は2回もあるのだ。4月19日が旧暦の2月29日となってやっと旧暦の2月が終わる。
旧暦では2回めの2月を閏月(うるうづき)とよび、旧暦の閏2月◯日となる。旧暦など自分もほとんどわからないが、月を中心につくられた太陰暦のことだ。太陽を中心に作られた太陽暦とは当然ずれていている。
閏年(うるうどし)は、よく知られている。オリンピックのある年に、2月が1日多い。オリンピックのある年で子供の頃は覚えたのだ。太陽もきっかり365日で回っているわけではない。4年に一回1日増やして調整しているのだ。
旧暦では、何と3年に一回、月を増やして太陽暦に合わせているのだ。70にしてまた勉強できた。妻が騒がなければ死ぬまで知らずにいただろう。感謝あるのみ。