setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言311 1964年 豊橋での思い出

 1964年は、自分は豊橋の小学校の6年生だった。東京オリンピックがあり、あわせて国鉄が新幹線を走らせた。ひかり号とこだま号だ。

 10月1日に開業した新幹線。当時、新幹線が見たくて自転車で何度も見に走った。豊橋にも新幹線が走っていたのだ。橋の上から真下を通って後ろへ走り抜けていくを見ているだけで満足だった。でも近くで見たい、乗ってみたいという誘惑が生まれ豊橋駅へ。入場券で入り、ホームでこだま号の到着を待つ。目の前に止まってドアが開く。中に入ってすぐ降りてくるだけなんだが、それでも乗ったことには違いない。明くる日はその話で友人に自慢する。

 同じ年、東京オリンピックが開催された。10月初旬聖火リレー豊橋国道1号線を駆け抜けた。6年だった自分たちも先生に連れられて沿道に並び日の丸の旗を振ったんだろう。国道1号線はコンクリート舗装で特別な道だった。自分達の遊び場所であるほとんどの道はまだ未舗装だった。

 どの辺りで見たのかは覚えがないし、沿道は人で溢れかえっていた。背が低かったのでちょっとしか見えなかった。でも、それだけでうれしかった。さらに、自分が卒業した小学校は建て替えをしたばかり、しかもカラーテレビが教室に入ったのだ。授業中に先生も一緒になってオリンピックの応援をしていた。


 リニア交通館に行って、58年も前のことを思い出してしまった。