前にも昭和の家電の記事を書いた。先日の新聞で家電関係の貿易が赤字になったとのこと。昭和は自動車とともに白物家電は世界でトップだったはずだ。
洗濯機が出る前は、洗濯といえばタライだ。洗濯板と一緒に使われる。固形石鹸をつけて凸凹の板の上でゴシゴシと洗う。夏になればこのタライが風呂代わりになる。行水(ぎょうずい)だ。
洗濯機と冷蔵庫同じ頃に我が家にもきた。洗濯機は、一層式だ。ハンドルを回してローラーに洗濯した服を通して絞る。水が絞り切れないと二度三度と通す。結構力がいる。お手伝いをした。
使った期間は短かったが、中古の冷蔵庫。上の扉を開けて一辺20cmほど氷の塊を入れる。毎日買い物に行っていたのが2日に一回でいい。肉や魚も保存が効く。
便利になると、八百屋、魚屋が減っていった。肉屋は肉食が増えたので専門店として今も昔のままの名前で残っている。豚肉gあたり90円で売っていた。お使いで50gだけ買いに行く。50円玉(今よりかなり大きいサイズだった)でお釣り5円がお駄賃になる。そのころ行った芳屋さんという肉屋さんは今もあった。東雲商店街だ。いつまでもがんばって続けて欲しい。