先日、不発弾が見つかったとのことで、名鉄瀬戸線が7月30日の9時から14時まで栄と尾張旭間の運転が見合わせとなるとのニュースが流れた。発見された場所は小幡だ。道路の拡張工事中に発見された。ということは、瀬戸街道も当然通行止めだろう。バスによる代行もないとのこと。気をつけてほしい。
第二次世界大戦が終わって78年も経つのに、不発弾なのだ。
名古屋でどれほど空襲があったのか、被害はどれだけあったのか知らないので調べた。
初空襲は昭和17年4月18日。うっ?戦争が始まったのは昭和16年12月8日、『ニイタカヤマノボレ』の真珠湾攻撃から。半年もしないのに空襲があったのだ。東京の初空襲も同じ日だった。航空母艦から飛び立ったB25が焼夷弾をばらまいたのだ。
南方の島を奪われ始めると大型のB29が日本に来襲する。名古屋は63回の空襲を受け、ほとんどの工場や家々が燃やされた。爆弾の量は1万5千トンにも及ぶ。死者は7858名、負傷者は1万378名、被害個数は13万5416戸にもなる。
焼夷弾とは上空で油の入った爆弾が破裂し四方八方に火炎が広がりながら降ってくる。日本の家屋が木製だったために開発された日本向けの爆弾なのだ。日本人を殺戮するためにつくられた兵器だ。アメリカだけが悪いとは思わない。戦争は人間を狂わせるのだ。日本政府は戦争ができる国、さらに兵器を売る国へと変わりつつあるようだ。
何かが変だ!